1933年に大塚博紀により、柔術と空手の長所を取り入れた流派であり、「捌き」「流し」「押し」「引き」「入り身」「転身」などの
技法があるのが特徴。
相手の正面からぶつかるのではなく、自分の正中線を常に相手の攻撃目標から外させてやるものであり、極めて合理的な
技法と言われている。
これは、そのまま現代の組手試合に対応できるものであり、流派の特徴を試合で打ち出せる稀有な例となっている。
古流空手(伝統空手)は「寸止め」ルールを採用する全日本空手道連盟の空手及び、その参加流派を指す。
特徴としては、伝統的な形稽古や組手稽古、沖縄古来からの鍛錬法の重視、武器術の併伝などがある。
伝統派空手は一般には本土空手を指す場合が多く競技化、スポーツ化を志向せず、古流の空手スタイルを重視する。
本土空手は、技術的差異や伝承系統によって全国で細分化され、剛柔流(ごうじゅうりゅう)、松祷館流(しょうとうかんりゅう)、
糸東流(しとうりゅう)、和道流(わどうりゅう)が規模の大きさから四大流派と呼ばれている。